国宝松本城の城下町には江戸時代から歴史がつづく老舗の飴屋さんが3軒あります。
3軒ともそれぞれ特徴のある飴があります。
老舗の飴屋さんめぐりをするのも楽しいです。
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山屋御飴所・・長野県松本市大手2-1-5
江戸時代の寛文12年 1672年創業の老舗。
代表銘菓は米あめ
板あめは飴が薄くてパリパリし、落花生と飴の組み合わせが美味しいです
堂々飴や白玉飴はやわらかい優しい甘さのお味です
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飯田屋飴店(飯田屋製菓)・・長野県松本市大手2-4-2
江戸時代の寛政8年 1796年創業の老舗
代表銘菓はあめせんべい
あめせんべいはすぐに割れてしまうほど、繊細なあめです。
あめせんべいはお口の中ですぐにとけてしまい、普通の飴とはずいぶん違いますね。
砕いたピーナッツとあめで作られたまめいたはパリッパリッとした食感で香ばしくて美味しいですよ。
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新橋屋飴店・・長野県松本市新橋3-21
江戸時代 嘉永年間(1848-1854) 創業の老舗
代表銘菓は のし餅のように大きく手で割りながら食べる新ばし飴
新ばし飴は優しくて深い甘さのお味。
大きな落花生と薄い飴でつくられたまめ板は落花生と飴の部分の食感の違いが面白く、香ばしいお味です
左から山屋御飴所の板あめ 飯田屋飴店のまめいた 新橋屋飴店のまめ板です
3軒の飴屋さんにはピーナッツや落花生を使ったあめ菓子がありますが、それぞれに豆の大きさや、形、味が違い、食べ比べをしてみるのも楽しいですね。
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山屋御飴所さんと飯田屋飴店(飯田屋製菓)さんはJR松本駅から 約650mぐらいのところに店舗がありますので 歩いても約10分ぐらいで店舗に到着します。
新橋屋飴店さんはJR松本駅から 約2.6kmぐらいのところに店舗があるので、歩いて向かうには少し距離があります。時間が足らなくて 新橋屋飴店さんまで立ち寄れないわ・・という時はJR松本駅のステーションビル MIDORIの店舗の中でも新ばし飴は販売されていました。(2014年4月の情報です)
松本市では毎年1月に松本あめ市が開催されます。
この松本あめ市は今川、北条両氏の武田領(甲斐、信濃)の塩商い禁止(塩止め)に苦しむ武田信玄に上杉謙信が塩を送ったことに由来して 塩が松本に到着した日を記念して始まったもので、昔は塩市だったのが、塩とますをかたどった飴を売るようになり、その後、飴市にかわったそうです。
松本あめ市時代行列、全国あめ博覧会即売会、松本あめ市展、神輿のお練りなども開催されるようです。